株式会社 彩重機エンジニアリング
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repair case
修理事例

諸岡製クローラーフォークMF25V-3 油圧ポンプ油漏れ・オーバーホール修理事例

before
修理前の油圧ポンプ周辺を確認すると、ポンプから作動油の漏れが深刻な状況でした。ポンプのシール部分には細かな亀裂が見受けられ、長期使用に伴う劣化が進行していたことが推測されます。万が一、このまま使用し続けてさらに漏れが酷くなると、油圧の低下によるフォークの昇降不良や機械全体の故障リスクが高まる恐れがありました。

こうしたトラブルを未然に防ぐためには、部品交換やオーバーホールを行い、正しい油圧を確保することが重要です。安全面だけでなく、長期的なコスト削減にもつながるため、早めの修理依頼がおすすめです。
after
修理後は、ポンプ内部のシール類を新調し、摩耗が見られた部品も適宜交換したことで、油漏れはすっかり解消しました。外観上のオイル汚れもキレイに洗浄しているため、作業現場での衛生面も向上しています。最も重要な部分である油圧性能に関しても、テストを実施したところ動作はスムーズで、フォークの昇降や走行の安定性が劇的に回復しました。

修理期間は部品の取り寄せを含めて数日ほどで完了。お客様からは「安心して作業に復帰できる」と、大変喜ばれる結果となりました。

ご依頼背景

今回は、東京都のお客様より諸岡(モロオカ)製クローラーフォーク「MF25V-3」の油圧ポンプからオイルが漏れているというご相談をいただきました。長年の使用によりポンプ内部のシール類が劣化し、作業中にオイルがにじむようになってしまったとのことです。フォークリフトとしての機能を損なうだけでなく、現場の安全面にも影響が出る恐れがあるため、お客様は「できるだけ早く安心して使えるようにしたい」との強いご要望をお持ちでした。

油圧ポンプからの油漏れを放置すると、パワー不足や動作不良を起こすリスクが高まり、最悪の場合には機械の停止や重大事故にもつながります。そこで当社では、ポンプ内部のオーバーホールを含む修理作業をご提案。安全かつ作業効率の高い状態を取り戻すためのサポートを行いました。

クローラーフォークや油圧機器は、一度油漏れなどの不具合が生じると、安全面はもちろん、作業効率にも大きな影響を及ぼします。早めの修理やオーバーホールにより、機械をベストコンディションに保つことで、大切な現場を滞りなく運営することが可能です。

「最近油漏れが気になる」「パワーが落ちてきた」と感じたら、まずは当社にご相談ください。経験豊富なスタッフが一台一台丁寧に点検・修理を行い、安全に作業を再開できるようサポートいたします。お問い合わせはお電話・メール・DMなど、お好みの方法でお気軽にどうぞ。機械の寿命を延ばし、作業の安全と効率を守るために、ぜひ私たちの専門技術をお役立てください。

修理内容詳細

  • まず車体から油圧ポンプを取り外し、分解を行いました。内部のシールやOリング、ベアリングなどの消耗部品は一つひとつチェックし、劣化度合いや摩耗状態を確認。高圧部分は非常に繊細な構造ですので、専門スタッフが細心の注意を払って作業を進めます。
  • 分解後の部品を洗浄し、目視と計測による点検を行いました。亀裂や磨耗が確認されたシール類やガスケットなどは、新品または高品質な相当品に全交換。摩耗度の大きいシャフトやベアリングについても必要なものは交換し、再使用可能なパーツはクリーニングや研磨によって再生しています。
  • 新しい部品を組み込み、規定トルクで締め付けながらポンプを再組立てします。その後、テストベンチを使用して油圧をかけ、圧力のチェックや漏れの有無を入念に確認。納品前に実機へ搭載して再チェックし、本稼働と同じ条件でフォークの昇降や走行を試験することで、完全な修理を保証しています。
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