株式会社 彩重機エンジニアリング
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repair case
修理事例

【修理事例】SK30SR オーバーヒート 点検修理、定期メンテナンス

before
ビフォーと似ている写真なので、ファンベルト部分に赤丸をつけました。
ちぎれてはいませんが、辛うじて繋がっている状態でボロボロなのがわかります。
after
新品交換後のファンベルトです。
ファンベルトは重機の冷却・発電・駆動を支える命綱。切れるとオーバーヒートや電装トラブルの原因になります。
異常がなくても、定期的にベルトの張り、劣化の点検する事を推奨致します。

ご依頼背景

「ミニショベルがオーバーヒートして動かなくなった。すぐに出張修理に来てほしいんです」——東京都内のお客様から緊急のご相談が入りました。
対象機種はKOBELCO(コベルコ)のミニバックホー SK30SR-6。現場では力不足・動作の遅延も見られ、「これじゃ仕事にならない」と困り果てたご様子でした。

詳しくお話を伺ってみると、驚いたことに購入から5年間、一度もエンジンオイル交換やファンベルト点検などの定期メンテナンスを行っていないとのこと。
現場に到着し、エンジンフードを開けた瞬間、状態が一目瞭然。ファンベルトが完全に劣化してボロボロになっており、オルタネーターの充電不良と冷却ファンの不作動が原因でオーバーヒートが発生していたことが判明しました。

これらの不具合が重なったことで、機械の動作が極端に鈍くなっていたようです。

【修理のポイント】

  • 劣化したファンベルトを新品に交換し、ベルト張力も最適化
     ⇒ オーバーヒートの直接原因となったファンベルトの摩耗・破損に対して、純正部品でのファンベルト交換を実施。ベルトの張り具合も適正に調整し、冷却ファンとオルタネーターの正常な作動を回復させました。
  • オルタネーターのチャージ不良を電装系統から点検・調整
     ⇒ オルタネーターによる電圧不足が確認されていたため、チャージ不良の有無を検電テストでチェック。ファンベルト交換に加えて、端子の接触不良やハーネスの劣化も点検し、再発防止策を実施しました。
  • エンジンオイル・冷却水などの消耗品を一括で交換し、定期メンテナンスを実施
     ⇒ 機械本体は5年間メンテナンス未実施とのことで、エンジンオイル交換・クーラント(LLC)補充・エアフィルター清掃など、基本的な定期整備メニューを総点検。今後も安心してお使いいただけるように、これを機に実施しました。

【同じようなお悩みの方へ】

重機のトラブルは、ある日突然やってきます。今回のように、ファンベルトの劣化やオルタネーターのチャージ不良、冷却系統のトラブルが原因でオーバーヒートや動作不良を起こしてしまうケースは少なくありません。

特に「オイル交換を一度もしていない」「エンジンフードを開けたこともない」といった定期メンテナンスを怠ると、高額な修理に発展してしまうことも。

機種名を問わず、コベルコ、ヤンマー、クボタ、CAT(キャタピラー)などのミニユンボ・ショベルや、ホイールローダーの冷却トラブル・電装トラブル・油漏れ修理なども数多く対応してきた当社なら、最短での対応が可能です。

「最近、なんだか動きが鈍い」「音やにおいがいつもと違う」など、ちょっとした変化を感じたら要注意です。重機は高価な設備だからこそ、早めの点検と予防整備が大幅なコストダウンにつながります。

定期点検・メンテナンスのご依頼も承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

写真や動画が簡単に送れる公式LINEからのお問い合わせが非常にオススメです!

下記より簡単に友達登録できますので、この機会にぜひ登録よろしくお願いいたします。

修理内容詳細

  • 作動油フィルターの比較画像です。
    向かって左が交換前の機械についていたもの、右が新品です。差が一目瞭然です。
  • 作業工程の一部です。
    左下にオルタネーターが隠れています。
  • オイル交換、フィルター交換などフルメンテナンスも行います。
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