株式会社 彩重機エンジニアリング
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repair case
修理事例

コベルコSK235SRD-3 足回り破損交修理

before
修理前のフロントアイドラです。本来であればもう少しクローラーに遊びがありますが、パンパンに張っています。
after
修理後のコベルコSK235SRD-3です。
修理完了後、クローラーを張る前の様子です。足回りの故障は重大事故になりかねないので、早めに修理しましょう。

ご依頼背景

こんにちは、彩重機エンジニアリングです。

本日は、「機械を走らせると、ギィギィキィキィと異音がする上に、走行時の違和感がある。」とのことで修理をご依頼いただきました、コベルコの油圧ショベル・SK235SRD-3の足回り修理の様子をお届けします。修理箇所は、フロントアイドラー、リコイルシリンダー、トラックローラーの3か所です。

実機をお預かりし機械を動かしてみると、耳が痛くなるほどの異音と騒音が……。こちらの機械はクレーン仕様ですが、走行時も揺れもひどく、クレーンとして利用・走行をするのはかなり危険な状態。

それでは早速修理していきます。

【修理内容】

手順

《正面向かって右側の足回り》

  1. 車体をジャッキアップする。リコイルシリンダー(リコイルスプリング)を緩め、フロントアイドラー(遊動輪)を外し、鉄キャタを緩める。
  2. リコイルシリンダー、アイドラを外す。両方ともクラックが入っており、修理して再利用が難しいため、新品と交換します。
  3. 新しいリコイルシリンダーとアイドラを組み付ける。
  4. トラックフレームに入れ込み、リコイルシリンダーがきちんと奥のガイドに載っているかを確認する。
  5. 鉄クローラーをフロントアイドラーに乗せ、クローラーを適切に張る。

《向かって左側の足回り》

  1. 車体をジャッキアップし、上記と同様の手順で鉄キャタを緩める。
  2. 破損したトラックローラーを外し、新しいものを交換する。
  3. リコイルシリンダーにグリスを給油し、クローラーを張って作業完了。

【同じようなお悩みの方へ】

ユンボをはじめとするクローラー式の重機・建設機械に限らず、普通車でもバイクでも自転車でも、足回りの故障は重大事故に直結する可能性が非常に高いです。

異音や違和感をそのまま放置し、事故が発生してからでは取り返しがつかないこともあります。少しでも「おかしいな。」と思ったら、一度点検・メンテナンスをされることを、強く強くおすすめいたします。

あらゆる重機のお悩み、彩重機が解決いたします!

詳細説明

  • まずは向かって右側の足回りから修理していきます。鉄キャタを緩めて、作業が必要なフロントアイドラーから外します。
  • アイドラーの様子です。軸が脱落し、完全にずれています。こちらを抜き取っていきます。
  • リコイルシリンダーのスプリング部分にもクラックが入っていました。
  • 新品のフロントアイドラーとリコイルシリンダーがバラバラに届いたので、組み付けます。かなりの重量があるため、クレーンとフォークリフトを駆使してボルト穴を合わせます。
  • トラックフレームに、先ほど組み付けたフロントアイドラーとリコイルシリンダーをしっかりと入れ込んでいきます。
  • リコイルシリンダーが奥のガイドに乗っていることを確認し、クローラーを張ったらこちら側の修理は完了です。
  • 続いて向かって左側の足回りの修理です。
    トラックローラーが破損して、リンクから脱落しています。
  • 交換前後のトラックローラーの比較です。交換前のものは大きく割れているのがわかります。これが異音の原因になります。
  • 新しいトラックローラーを組み付けていきます。
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